■■■Hawkwind・ザ・『雑学』■■■

アルバム"The Xenon Code X"の謎

最終更新日:2003/04/14


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▼国内盤CDの表記

Hawkwind は1988年に"The Xenon Code X"というアルバムをリリースします。国内盤はCDが1991年に出ました。

で、アルバムタイトルですが、上記の国内盤CD(テイチクレコード TECP 25663)では邦題・原題の表記は次のとおり。

●未知なる写本(ゼノン・コデックス)/ホークウインド
●THE XENON CODE X / HAWKWIND

原題をよく見ると、"CODEX"ではなく、"CODE X"となっています。最後の"X"は独立した一語で、しかも大文字。ただし、スリーブにあるタイトルでは"CODEX"とすべて大文字の一語で書かれています。

しかし、邦題のタイトルは「コード・エックス」ではなく、「コデックス」。"CODE X"ではなく、"CODEX"を読んでカタカナ表記したものです。


▼外盤LP/CDの表記

手持ちのアナログLP(GWR 7 75407-1)のタイトルはすべて大文字で表記されています。

●THE XENON CODEX / HAWKWIND

一方、Castle 盤再発CDはスリーブの表記はすべて大文字、背タイトルで大文字・小文字が混在。

●THE XENON CODEX / HAWKWIND(→スリーブの表記)
●The Xenon Codex / Hawkwind(→背タイトルの表記)

▼不確かな記憶

個人的なあやふやな記憶で申し訳ありませんが、以前こんな記事を見かけた気がします。

正確なタイトルは"CODE X"である。"CODE X"(=コードX=「未知のコード」)と"CODEX"(=写本)の両方の意味を掛けているのだ。

しかし、スリーブのその部分をしげしげと眺めても、"E"と"X"の間にスペースが入っているようには見えません。スペースが入っているのは国内盤CDのブックレットと背タイトルのみ。

調べた限りでは、"CODE X"という表記はテイチク盤CDだけのようです。穿った見方をすると、当時のレコード会社の担当者が、販売戦略の一つとして「謎めいたタイトル」に仕立て上げたのかも。それにしてもカタカナ表記が「コデックス」なので、統一感に欠けますが。


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